スーパー健脳シリーズ(Aコース・2桁)
ここでは説明を簡略化する為に、数字の先頭部分を「頭」、末尾を「シッポ」と呼びます。47では
「頭」=4,「シッポ」=7です。2桁の2数の「掛け算パターン」は次の5種類です。
2数の組合わせを正確に覚えて下さい。
1) 例:47×43 頭が同じ数で、シッポは足すと10になる2数。
2) 例:74×34 頭を足すと10になり、シッポは同じ数。
3) 例:24×24 二乗(同じ2数の掛け算)。
4) 例:53×47 同じ2桁の数に同じ1桁の数を+と−した2数。
53×47は(50+3)×(50−3)と考える。
5) 例:32×46 通常の計算方式と異なった方法で計算する脳訓練。
[ 計算方法 ]
1) 47×43→(頭)×(頭+1)と(シッポ×シッポ)を並べる。
つまり4×5の20と7×3の21を並べて2021
2) 74×34→(頭×頭+シッポ)と(シッポ×シッポ)を並べる。
7×3+4の25と4×4の16を並べて2516
3) 24×24→(頭×頭)、(頭×シッポ×2)、(シッポ×シッポ)の順で
十位の数は繰上がるので576となる。
2×2=4 に2×4x2=16の1が繰上って5となり
残った6は4×4=16の1が繰上って7、最後は6。
4) 53×47→(50+3)×(50−3)は頭の二乗からシッポの二乗
を引き、2500−9=2491が正解。大の数53から
2数が50と3であることが分かる。
5) 32×46→通常方式を変えて計算する例 3 2
× 4 6
3×4→ 1 2 1 2 ←2×6
2×4→ 8 たすき掛
6×3→ 1 8 たすき掛
1 4 7 2
異なる方式で楽しみながら行えば脳がより一層活性化する。
パターン1)・ 練習問題 左右の答が一致すれば正解(○を付けて下さい)。
速 算 検 算 実 施 日
年 月 日
3 8 3 8 合 計 得 点
× 3 2 × 3 2 (各問10点)
メ モ 蘭
5 7 5 7
× 5 3 × 5 3
7 6 7 6
×7 4 ×7 4
9 2 9 2
× 5 3 × 5 3
6 1 6 1
× 6 9 ×6 9
計算ゲームの魅力とその有効性
脳科学の進歩により様々なことが解明しつつあります。しかし、脳の健全な活動をどのように
保証するかは難しい問題です。 目や体が受ける刺激とか本を読んだり、様々な日常生活での計算など、複合的な生活活動を通して私たちは絶えず脳を刺激しています。残念なニュースですが近い
将来、認知症患者数は420万人に達するといわれています。これは個人や家族が抱える深刻な問題は当然ですが、そのために国家が対応する経済支援はばかにならない規模になることは間違いないでしょう。最近では若年性の認知症患者も増え始めており、真剣に対応しなければならない問題だと思います。
私たちは予てからこの問題を重視し、認知症予防には脳の活性化行為を個人に合った形で実施できるプログラムを開発することが重要と考えてきました。そのようなことからいくつかのプログラムを提案したいと考え、その第一弾として「計算ゲーム」を発刊するに至りました。
今後、種々の試みを提案していきますが、まずは「計算ゲーム」をお試しください。
このゲームは、小学生から100歳をも超える方々がそれぞれの立場で楽しむ暗算速算ゲームを
主体にしたものです。
電車で移動中に携帯端末があれば楽しむこともできますし、プリントアウトして楽しむことも
できます。 すでに77歳と97歳の方がこのプログラムの最初のシリーズ1に挑戦し満点の成績を修められました。お二人ともシリーズ2、シリーズ3・・・の挑戦をめざし頑張っておられます。
核家族化でともすると世代間の融和が希薄になり易い現代社会ですが、認知症予防には家族や友人達との会話や共に過ごす時間が、大きな効果をもたらすと考えられています。Flwaの計算ゲームはほんの短時間を利用して高齢者に「心」をプレゼント出来るように編集してあります。僅か1分の話しかけで1つの計算が楽しめるという具合に、家族の「心」で支える愛情のプログラムともいえるものです。集えば皆で様々なゲームが楽しめる工夫もこらしてあります。どうぞ多目的にお使い下さい。
シリーズ1の最初の部分をご覧いただき、ご興味がございましたらお試し下さい。また、何かご質問等がございましたら下記メールアドレス宛お寄せくださいますようお願いいたします。